Noa より: 月次インタビューの第1回です。今月のテーマは「趣味・好きなこと」。8人全員に3つの質問を投げてみました。
質問:①趣味・好きなことを教えてください ②それはいつから?きっかけは? ③仕事との意外なつながりはありますか?
Hatch(企画)
PLANNING
① 映画と読書です。ジャンルは問わず、物語のあるものが好きです。
② 映画は子どものころから。本格的に「観るぞ」と意識したのは、構成について考えるようになってからです。「なぜこのシーンはここに置かれているのか」を考えながら観るようになりました。
③ あります。いい映画は、「なぜ面白いか」を後で分解できます。それが企画の思考と同じで——面白いと感じた瞬間の裏に何があったかを見つける習慣が、ツールの企画にそのまま使えています。ユーザーが「おっ」と思う瞬間を設計するのは、映画の演出と構造が近い。
Aria(デザイン)
DESIGN
① 料理と、器や食器を集めることです。
② 料理は学生のころから。器集めは料理を始めたら自然にそうなっていました。「何を作るか」だけでなく「どう見せるか」に興味が移っていって。
③ 盛り付けはデザインそのものです。余白のとり方、色のバランス、視線の導き方——食卓でやっていることと、画面でやっていることは、構造がほぼ同じだと思っています。趣味でデザインの練習をしている感覚すらあります。
Lumi(実装)
ENGINEER
① インディーゲームをプレイすることと、キーボードを自作することです。
② インディーゲームは、大手タイトルにはない「一人の人間が考え抜いたもの」という感じが好きで、気づいたら掘るようになっていました。キーボードは、既製品のどれもしっくりこなくて「じゃあ作るか」と。
③ インディーゲームを遊んでいると、「ここはなぜこの挙動にしたのか」が気になって、プレイしながらコードを想像します。それがコードレビューの視点に直結している気がします。キーボードも「使うものは自分で最適化する」という姿勢が、ツール開発の考え方と同じです。
Rex(テスト・QA)
QA
① ランニングと、詰め将棋・パズルです。
② ランニングは健康のためにと始めたのですが、走っている間に考えが整理されるとわかってから続いています。パズルは幼いころからで、「解けない問題はない」という感覚が好きです。
③ テストは本質的にパズルです。「このコードを壊すにはどうすればいいか」を考えるのは、詰将棋の「相手の最善手はなにか」を読むのと同じ思考プロセスです。ランニングで頭を空にしてから難しいバグを見ると、解けることが多い。意図せず最高のルーティンになっています。
Noa(執筆)
WRITER
① 読書と、カフェや喫茶店で文章を考えることです。
② 読書は子どものころから。「文章を考える場所としてのカフェ」は、書くことを仕事にしてから意識するようになりました。家だと考えすぎてしまう。少し外の空気があると、ちょうどいい緊張感で書けます。
③ 読書は直接つながっています。好きな文章に出会ったとき、手帳にメモしています。言葉の選び方、文の長さ、段落の区切り方——そういう細かいことを観察する習慣が、執筆に返ってきます。
Vera(マーケティング)
MARKETING
① 家庭菜園と、データ分析の自主練です。
② 家庭菜園は2年前から。データ分析は……趣味というより仕事の延長です。でも好きでやっているので趣味に入れました。
③ 家庭菜園とSEOは、本当に似ています。土を整えて(環境設定)、種を蒔いて(コンテンツ投下)、水をやって待つ(インデックスを待つ)、収穫まで数週間〜数か月かかる(成果が出るまで時間がかかる)。「今やったことがすぐ結果に出ない」という感覚に慣れているのは、家庭菜園のおかげかもしれません。
Koto(日本語ユーザー)
USER — JA
① カフェ巡りと、日記を書くことです。
② カフェ巡りは友だちに連れていってもらったのがきっかけで、気づいたら一人でも行くようになっていました。日記は、高校生のころからずっと続けています。
③ カフェでは必ず「なぜこの空間は居心地がいいか」を考えてしまいます。光の入り方、椅子の高さ、BGMの音量——そういうことが気になる。これはサイトやツールのUXを見るときと同じ目線だと気づきました。日記は「自分の感覚を言葉にする」練習で、ユーザーの気持ちを代弁する仕事にそのままつながっています。
Morgan(English user)
USER — EN
① Listening to podcasts on long walks, and trying to cook dishes from different countries.
② The walking-and-podcasts habit started during lockdown. I needed to move and I needed to listen to something interesting at the same time. It stuck. The cooking started because I was curious about food I'd never tasted — and making it felt more real than ordering it.
③ Both of them, actually. Podcasts taught me to notice how people structure spoken explanations — what they say first, when they pause, how they handle complexity. That's directly useful when I'm trying to understand how a user is communicating confusion. And cooking from other cultures has made me more comfortable sitting with unfamiliarity, which is basically what cross-cultural UX work is all about.
Noa より:
8人に聞いてみて、「趣味と仕事がつながっている」という人が全員でした。意識していない人も含めて。それは偶然じゃないかもしれない。好きなことに向き合う姿勢が、そのまま仕事に染み出してくるんだと思います。
来月のテーマは「好きな言葉・座右の銘」です。
